着物買取では売れない着物が意外と多いので、着物の売却を考えている方は不安に感じていることでしょう。
「祖母が大事に保管してきた状態の良い着物なのに査定価格がつかない」なんてことが珍しくありません。
その上、出張手数料を請求された際には怒りがこみ上げてくるでしょう。
そうならないためにも査定額がつかない着物の特徴を把握しておくのが大事です。
大阪 着物買取 ランキングなどを確認することも大事になります。
まずは着物買取の査定が厳しい理由について見ていきましょう。
Contents
- 1 着物買取で売れないものがある理由
- 2 着物買取で売れないものとは?
- 3 着物買取で売れないものをなんとかして売る方法
- 4 着物買取で売れない着物を処分する方法様々な需要がある時代なので売却を簡単に諦めないことが大事 既存の着物買取業者が取り扱う品物は限定的で、古いものだと値がつかない着物がほとんどです。 しかし現在の古着市場はワールドワイドに広がっているので、世界を見渡せば日本で売りものにならない着物でも値段がつくケースがあります。 例えば東南アジアの古着市場では日本の古い着物も需要があるようです。 そういった市場とコネクションのある業者もいて、運よくそういう業者と巡り合うことが出来れば一般の古着業者が手にも取らない着物を売ることができます。 大事な着物を自分に変わって誰かに利用してもらいたいのであれば、諦めず海外にコネクションのある業者を探すことが大切です。
着物買取で売れないものがある理由
着物買取をお願いすると思いのほか値段がつかないものが多いことに驚きます。
なぜ着物は一般衣類に比べて値がつきにくいのでしょうか?
そこには着物のリサイクル市場特有の事情があるんです。
着物を着る機会が減っている
現代の日本において着物を着ている機会は数えるほどしかありません。
代表的なのは成人式の晴れ着と冠婚葬祭ですが、会場を見渡せばスーツなどの洋服を着ている方が多数派なのが分かります。
華やかな着物姿の女性も半数以上はレンタルですから、本当に着物を所有している人は数えるほどしかいないでしょう。
実際、着物業界の売上は2007年から2012年にかけて20%以上落ち込みました。
ここ5年は下げ止まっていますが、需要が回復する見込みは薄いです。
着物買取業者も当然この流れは把握していますから、売れる見込みのない着物を買い取ることはありません。
レンタル着物では満足できない高級志向のユーザーにアプローチできるよう、状態の良いブランド物にしか値がつかないのも当然と言えます。
日本人の体格が昔に比べ大きくなっている
田舎の祖父母が蔵にしまっていた着物を査定してもらったら、全く値段がつかなかったという経験される方が増えています。
さすがに半世紀以上前のものだと柄のデザインや形が古めかしいので査定対象にならないのは納得できますが、10年ほど前に作ったものでも値がつかないことがあります。
原因は着物のサイズにあります。
1950年から2010年の60年で女性の平均身長は10センチも伸びています。
若い女性が祖父母の着物を着るのは物理的に無理なわけです。
現役世代が着ることができない衣類を買い取っても売れることはありませんから、必然的に年配者の着物は買取対象外となることが多いのです。
メンテナンスにお金がかかる
古着を売る際は少しでも状態を良くするために洗濯したり、ほつれがあれば繕ったりします。
着物の場合、手軽に洗濯機で洗ったり素人の針仕事で修繕したりすることはできません。
専門家の手に委ねることになるので修繕費が思った以上にかかってしまいます。
売るためにお金がかかるようでは本末転倒ですから、処分してしまう人も多いです。
このことは古着販売業者にも頭の痛い問題です。
着物のメンテナンスに費用がかかるので、店頭で売れる着物以外は買取を拒否することも少なくありません。
骨董品としての価値が認められることが少ない
陶器や掛塾などの日本の古美術は骨董品として価値が広く認められて、高値で売買されています。
これらと同じように着物は専門的知識と技術を持った職人によって作られていますが、美術品としての価値は一般的とは言えません。
古美術の市場でも着物が取引されることは稀でしょう。
壺などに比べ傷みやすくメンテナンスに手間がかかるので部屋に気軽に飾ることもできません。
結局は古着市場で扱われることになるので、実用的でない着物は値段がつかないか買取を拒否されることになります。
着物買取で売れないものとは?
買取をお願いしてもお値段がつかない着物にはいくつか共通する特徴があります。
その特徴を理解して着物をメンテナンスまたは修繕することで、査定の際に少しでも高く評価してもらえるようになります。
また、査定で値段がつく可能性がない着物だと分かっていれば即座に処分を決断できます。
査定価格を下げる着物の特徴について確認しましょう。
・汚れが激しい
着物に目立つシミがあったり、カビが生えていると修繕費がかかるので買取は難しくなります。
・嫌な臭いが付いている
古着でもニオイを気にする方は大変多くいます。特にタバコや防虫剤の臭いは鼻につくので買取を断られることが多いです。
・喪服である
着物のリサイクル市場でまったく需要が無いのが喪服です。買い手がいないので査定自体をしてもらえません。
・メンテナンスに手間のかかる素材で作られている
ウールの着物などは虫がつきやすくメンテに費用がかかるので着物買取業者に嫌がられる傾向があります。
着物買取で売れないものをなんとかして売る方法
着物買取で買取を拒否されたものでも次の方法で売却できる可能性があります。
プロの業者以外にも一般の方の目にも触れるので、安く出品すれば買い手が期待できるでしょう。
・ネットオークションやフリマアプリで個人販売する
・ 呉服店などで委託販売する
町の呉服店や個人商店では店舗の一角に委託販売のコーナーを設けているところがあります。
そういったところでは何割かの手数料を支払うことで個人の私物を販売することができます。
着物買取で売れない着物を処分する方法様々な需要がある時代なので売却を簡単に諦めないことが大事
既存の着物買取業者が取り扱う品物は限定的で、古いものだと値がつかない着物がほとんどです。
しかし現在の古着市場はワールドワイドに広がっているので、世界を見渡せば日本で売りものにならない着物でも値段がつくケースがあります。
例えば東南アジアの古着市場では日本の古い着物も需要があるようです。
そういった市場とコネクションのある業者もいて、運よくそういう業者と巡り合うことが出来れば一般の古着業者が手にも取らない着物を売ることができます。
大事な着物を自分に変わって誰かに利用してもらいたいのであれば、諦めず海外にコネクションのある業者を探すことが大切です。
しかし現在の古着市場はワールドワイドに広がっているので、世界を見渡せば日本で売りものにならない着物でも値段がつくケースがあります。
そういった市場とコネクションのある業者もいて、運よくそういう業者と巡り合うことが出来れば一般の古着業者が手にも取らない着物を売ることができます。
大事な着物を自分に変わって誰かに利用してもらいたいのであれば、諦めず海外にコネクションのある業者を探すことが大切です。